２０２４年の夏……、

暑すぎませんか？？

３５度を超える日が多すぎるような。

 

地球温暖化を実感せずにはいられないですね。

 

地球温暖化については、

「温暖化なんて起きていない！という陰謀論」や、

「人間の産業活動以外の原因説」も

提唱されているようですが、

👆の動画によれば人類が排出している

温室効果ガスが影響していることは認めざるを得ないようです。

 

地球規模で問題を考えることも必要ですが、

とにかく、今はこの暑さに対してなんとかやり過ごしたいです。笑

 

そこで今回は熱中症対策の代表選手である、

スポーツドリンクについて紹介していきます。

運動することで増えるモノ・失うモノ

運動は筋肉の収縮により行われ、

その時に生み出されるものと、失われるものがあります。

 

生産されるモノ：二酸化炭素、乳酸、そして熱などの代謝産物

失われるモノ：水分、塩分（ナトリウムなどの電解質）、糖質

 

水分補給を行うことの主な目的は、

①生産される熱、つまり体温の上昇を防ぐこと

②運動のためのエネルギー補給として糖質を摂取すること

この２つだと考えられます。

 

水分補給の目的①：体温の上昇を防ぐ

体温上昇を防ぐためには、汗が大きな役割を担っています。

汗が皮膚で気化する際に、熱を奪っていきます。

道路に水を撒く「打ち水」のイメージですね。

 

１００gの汗をかいて、それが全て皮膚から蒸発した場合、

体温を約１度下げることができるそうです。

 

そのため、水分補給をせずに放置すると、

汗が出せなくなり、その結果体温が下げられなくなってしまいます。

また、汗を出すためには皮膚の静脈に水分を溜めていく必要がありますが、

汗がなかなか出せなくなると、身体中の水分が皮膚の静脈にどんどん溜まってしまい、

心臓の方に回る血液が少なくなってしまうそうです。

 

心臓から送り出される血液量も次第に減少し、

血液に乗せて皮膚静脈へ送られる水分も不足していきます。

すると、さらに熱の放出が難しくなっていくという悪循環に陥ってしまいます。

 

文字で読んでいるだけでも、

熱中症の症状が出てきそうで怖いですね…💦

 

ちなみに、体温上昇を防ぐ「打ち水効果」を得るために、

塩分・糖質なども補給する必要があります。

 

水分補給の目的②：運動のためのエネルギー補給として糖質を摂取する

こちらの目的は言わずもがなですね。

糖質はエネルギー源になるため、身体を動かすためには必須です。

 

実験の結果でも、「糖質ありの飲料」と「糖質なしの飲料」を

与えられたグループで比較すると、

糖質ありのグループの方が運動強度を長く維持できている

という結果が確認されています。

スポーツドリンクを飲む理由は？

ずばり、スポーツドリンクに必要な成分が計算されて、詰まっているからですね。

 

運動中の理想的な糖質濃度は４～８％だそうです。

日本製のスポーツドリンクはほとんどがこの範囲内に収まっています。

「日本製の」ということなので、海外だと違うのでしょうね。

身体の大きさが違うからですかね。

 

糖質量がこの値よりも少ないと

エネルギー補給の面で不足してしまい、

多すぎると濃度を薄めるために身体が反応してしまい、

腸管の方に血液中の水分が流れてしまいます。

皮膚や筋肉への血液の流入が減少することに繋がります。

 

糖質の種類によって、吸収されるまでの速度が変わるので、

ざっくりでも理解できていると良いですね。

 

単糖類（グルコース（ブドウ糖）など）が一番遅く、

二糖類（スクロース（砂糖））、

多糖類（スターチ、マルトデキストリンなど）

の順番で吸収が早くなります。

 

マルトデキストリンは吸収の早さと、

甘みの少なく飲みやすいため、

スポーツドリンクによく使われるそうです。

 

塩分もスポーツドリンクは計算されて作られています。

日本製では多くが０.１～０.２％に調整されています。

 

用途が似た飲料として「経口補水液」も耳にしますが、

こちらはスポーツドリンクよりも塩分濃度が、

０.１％ほど高くなっています。

この０.１％の差が塩味を強く感じさせるため、

あまり美味しく感じられない人が多いそうです。

 

運動中はスポーツドリンクの方が適しているようですね🧴

 

スポーツドリンクの最適な温度は？？

成分は計算されて作られていますが、温度は各自で管理しないといけないですね👀

 

運動中は冷えた飲料の方が胃から腸への排出速度が速くなるそうです。

（吸収が早くなるということですね）

そのため、５～１５度くらいがちょうど良いとされています。

 

逆に、安静時は体温と同程度の飲料の方が早く吸収されるようです。

 

ちなみに、スポーツドリンクは薄めずに飲んだ方が良いそうです！

 

「運動時は少し薄い方がいい！」

と、筆者も少年野球やっていた時に言われた気がしましたが…

きちんと「運動する時の飲料」として、

各メーカーが研究して作ってくれているので、

そのまま飲むのが最適なのですね✨

 

※あくまで運動する時に飲むモノなので、

安静時に飲むときは薄めて飲むことも推奨のようです！

 

いかがだったでしょうか？

 

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