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TFCC損傷とテニス肘
TFCC損傷とテニス肘
前回の記事でボクシングによくある
手の怪我についてご紹介しました。
https://gopanda.jp/archives/905
怪我の紹介をしていたら長くなってしまったので、
元々お話ししたかったTFCC損傷について
今回はお話ししようと思います。
しゃくそくしゅこんくっきん
尺側手根屈筋です。
このワードを通院している先生に
来る日も来る日も連呼されています。
助手の女の人も揃って口にします。
しゃくそくしゅこんくっきん
最初は「どこだそれ」って思いながら、
施術を受けていましたが、
確かに尺側手根屈筋。なんですよ。
私の手首の痛み。
そしてしつこいくらい通院していたらあることに気づきました。
「おれ しゃくそくしゅこんしんきん も痛いわ」
その時は「先生ここも気になります」くらいしか
言えなかったのですが、
調べたら確かに尺側手根伸筋なんですわ。
今そこ施術してもらっているところです。
そこが和らげば凄く善くなると思います。
TFCC損傷
あまり耳慣れない病名です。
Triangular Fibro Cartilage Complexの略がTFCCです。
Triangularは「三角の」、
Fibroは「繊維」、
Cartilageは「軟骨」、
Complexは「複合体」
という意味で、
日本語での名称は
「三角繊維軟骨複合体」となります。
TFCCは手首の小指側にあり、
小指側の手根骨と尺骨の間にある
軟骨や靭帯をひとまとめにしたもの(複合体)です。
痛みがなかなか引かない場合は、
手術する必要があるようなので、
軽くみていると危ないですね。
最初はいわゆる手首(TFCC)の捻挫だったのですが、
捻挫の炎症が収まっても痛みが引かない状態でした。
その正体が上写真の「トリガーポイント」
前腕の筋肉の繊維の一部がこり固まって出来た
「トリガーポイント」
が手首の小指側に痛みを飛ばしていて、
これがなかなか良くならない
TFCC損傷の正体なのです。
テニスのバックハンドなどの
手首を返すような動作を繰り返すと、
「尺側手根伸筋」にトリガーポイントが発生して、
いわゆるテニス肘になります。
対してテニスのフォアハンドやゴルフのスイング時に
力が入って固くなるのが「尺側手根屈筋」で、
いわゆるゴルフ肘です。
テニス肘やゴルフ肘の症状の場合、
どちらも肘の痛みがメインになりますが、
手首に痛みが飛んでくることもあり得ます。
ということで手首を長いこと痛めているあなた。
ちょいとそこのトリガーポイントを押してみて下さい。
しゃくしょくしゅこんくっきん
しゃくしょくしゅこんしんきん
ちょっとマニアックな筋肉の名称を
覚えて頂いたところで本日はここまで。
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