東高円寺のボクシンングジム – GOPANDA GYM

入会申しこみはこちら

BLOGブログ

> BLOG > 風が吹いても痛い

風が吹いても痛い

2019.08.20

尿酸値 is dead!!

 

 

 

生活習慣病とされる病気のなかで、

糖尿病 脂質異常症 高血圧

と一緒に並ぶのが 痛風

 

風が吹いても痛いということかから

この名がついたそうです。

 

 

 

 

前回、ATPからエネルギーが発生していることを

軽く触れましたので、

今回は痛風について話したいと思います。

https://gopanda.jp/2019/08/13/%e7%84%a1%e9%85%b8%e7%b4%a0%e9%81%8b%e5%8b%95%ef%bc%9f%e6%9c%89%e9%85%b8%e7%b4%a0%e9%81%8b%e5%8b%95%ef%bc%9f/

 

 

 

ATP(アデノシン三リン酸)からの痛風

 

 

 

なぜ?

 

 

とおもいますが、

 

 

 

 

実はATPからエネルギーを放出した際に、

痛風の基となる尿酸ができるのです。

プリン体という生きていくうえで欠かせない

ものが代謝され、

最終的に尿酸となるのですが、

要するに、尿酸プリン体の老廃物

つまり、廃棄物なんですね。

 

 

尿酸は通常体内で産生されては

尿から排泄されていますが、

産生が過剰になったり、

排泄が低下したりして、

体内に溜まって、

一定の濃度(7.0mg/dl)以上

になると、

高尿酸血症という状態になり、

尿酸が結晶を作って、関節内などに析出します。

この結晶が針状になっているのですが、

ぐっさり白血球に入り込み、

炎症を起こして、強い痛みを生じるのです。

(痛そう)

これです。

痛風は

足や膝の関節、

とくに足の親指の付け根

よく起こります。

 

つまり、

プリン体の「ゴミ問題」

がうまくいかないと、

痛風 になるわけなんです。

 

 

 

 

高尿酸血症は痛風だけでない

痛風だけでなく、

尿路結石腎臓障害などもおこします。

高尿酸血症や痛風の

患者の多くは、

肥満高脂血症高血圧などの

病態を合併しており、

動脈硬化症冠動脈疾患を発症します。

高尿酸血症が原因なのか、

それとも高尿酸血症を起こすような

生活習慣や体の変化が原因なのかは、

分かりませんが、

いずれにせよ高尿酸血症や痛風の人は、

肥満高血圧の人が多いようです。

 

 

痛風を発症するのは圧倒的に男性が多く、

男女比は20:1以上です。

女性には珍しい疾患なのですが、

最近では若年化する傾向があり、

30歳代から発症する人も増えているようです。

また高尿酸血症には遺伝的な要因も

大きく関与しているとのことです。

 

 

 

 

痛風にならないための食事

高尿酸血症に対する食事療法の考え方は、

様々あるようですが、

以前はプリン体の多いものを食べることが

問題とされていましたが、

先にも述べたように、

尿酸は体内で合成される排泄されるため、

摂取量は大して問題ではない。

ということもあるようです。

食事療法としてはまず重要なことは、

肥満の解消です(結局ね)

カロリーオーバーによって肥満になると、

インスリン抵抗性が生じて、

尿酸の排泄が低下します。

プリン体は、肉類などのタンパク質やレバーに

多く含まれています。

ビールはプリン体が多いと言われていますが、

重量あたりからすると、

それほどプリン体の多い食品ではないようです。

 

 

 

ビールを飲むことの問題は、

プリン体の摂取というよりも、

エネルギー摂取の問題が大きいのようです。

プリン体カット商品だからといって

安心してたくさん飲んでしまう方が、

エネルギーの摂りすぎとなって

よくないといえます。

要はビールに限らず、

アルコール類は分解時にATPが使用されるため、

尿酸が上がりやすいことになります。

 

 

プリン体というより

アルコール自体の量が

問題なのですね。

 

 

 

アルコールもほどほどにしましょう。

ということですね。

 

最後に、

痛風とエクササイズ曲が絶妙にマッチした一曲を

お届けして終わりにしたいと思います。

曲自体は1:30くらいから始まります。

マキシマムザホルモン

『maximum the hormone Ⅱ

これからの麺カタコッテリの話をしよう』

という曲です。

 

平成26年度 厚生労働省調査によると

我が国の脂質異常症の総患者数206万人

糖尿病 総患者数316万人

高血圧性疾患による 死亡者数は6,932人

痛風で通院中の推計患者数は

2,013年に100万人を超えた

心疾患の発症リスク低下のための

生活習慣改善の重要性

薬剤処方にとどまらず、患者の意識向上

そして医師と患者が共通の認識をもって

治癒に取り組む姿勢が重要であーる!

 

しらんがな!

 

関連記事一覧

トップへ戻る