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【ゴリラコラム③】あなたのやる気を刺激するお勧めボクシング邦画4選

2019.07.26

【ゴリラコラム③】あなたのやる気を刺激するお勧めボクシング邦画4選

こんにちは。オスの方のゴリラです。

いよいよ梅雨も明け、夏本番となって参りましたが、

この時期は電車やデパート等の空調が効きすぎているので体温調整が上手く出来ず、

体調を崩しがちなので上着を羽織るなどして皆さんも気を付けて下さいね。

暑いからといって冷房をガンガンかけるよりも窓を開け、

扇風機をかけて自然の風を取り入れた方が自律神経にも良いです。

(30度以上は多少の冷房も必要)

 

前回のコラムではボクシング洋画をいくつか紹介しましたが、

https://gopanda.jp/2019/07/16/%e3%81%82%e3%81%aa%e3%81%9f%e3%81%ae%e3%82%84%e3%82%8b%e6%b0%97%e3%82%92%e5%88%ba%e6%bf%80%e3%81%99%e3%82%8b%e3%81%8a%e5%8b%a7%e3%82%81%e3%83%9c%e3%82%af%e3%82%b7%e3%83%b3%e3%82%b0%e6%b4%8b%e7%94%bb/

今回は暑い夏を乗り切る為に気合いの入るボクシング邦画をご紹介します。

 

1、キッズ・リターン(1996)

2、ボーイズ・オン・ザ・ラン(2009)

3、百円の恋(2014)

4、あゝ、荒野(2017)

 

1、キッズ・リターン

世界の北野武、第6作目となるこの映画は第49回カンヌ国際映画祭に出品され、日本だけでなく国際的な評価も高いです。1994年のバイク事故で死にかけた北野武の復帰作としても知られ、その事故がこの映画の世界観にも表れています。主演はボクシングを始めるもすぐに挫折してヤクザの道へと入ったマーちゃんことマサルを演じる金子賢と、ボクサーとしての才能を開花させていくシンジを演じる安藤政信の二人。金子賢はベストボディジャパン等に参加し、バキバキの肉体美で有名ですが、この頃は全く面影が無いです。(髪長いし)二人の若さと情熱溢れる迫真の演技も見所ですが、何といってもこの映画は音楽が凄く良いです。ジブリ音楽で有名な久石譲が監督した音楽はどこかノスタルジックでありながらも情熱的な旋律で脳に響きます。中でもエンドロールで流れるメインテーマ曲は圧巻で監督の北野武が「このエンドロールの為に映画があったんだなぁ」と唸った程で、趣味がピアノのヤゴシもこの曲は良く弾いています。安藤政信のボクサーぶりにも注目で、試合の撮影では元ボクサーのパンチを実際に受けて鼻が曲がったり、実際にダウンをしてしまうシーンがある等かなりの迫力です。(今の時代じゃアウトだと思います。)

青春は一生終わらない。そんなことを教えてくれる作品です。

 

なになに?もう自分の青春は学生時代で終わっちゃたって?

「バカヤロー、まだ始まっちゃいねぇよ」

 

2、ボーイズ・オン・ザ・ラン

花澤健吾原作の同名漫画が実写化された映画作品。個人的には漫画の方が好きですが映画もお勧めです。この作品は何と言っても主人公、田西君のダメっぷりが凄く良い。仕事も恋愛もダメダメな彼は不器用が故に空回りばかりしてしまいます。意中の相手もライバル会社の青山という男に弄ばれ。そんな彼は自分を変える為にボクシングとジムの門を叩くのです。ボクシングと出会って徐々に成長していく過程はとても美しく、何度倒されても立ち上がる彼の泥臭さには誰もが心を打たれることでしょう。

「男ってなぁ、普段は灰色だろうと何色だろうとかまやしねぇんだ、いざって時に金色に輝きゃあなぁ!」

by山崎銀次郎(本宮ひろ志の漫画「硬派銀次郎」より)

 

困難なことに挑戦する勇気を教えてくれる、そんな作品です。

 

 

3、百円の恋

安藤サクラが引きこもりのダメ女、一子を演じ、新井浩文がボクサー、狩野を演じる。新井浩文の不気味な演技もさることながらとにかく安藤サクラの怪演には驚かされます。偶然ボクシングと出会って変わっていく一子の人生はどこか儚くも泥臭くて美しい。中学生の頃にボクシング経験があった彼女のシャドーボクシングはとても綺麗で、他の練習風景を観てもセンスの良さを感じます。ボクシングのトレーニングを通して一子は身体つきだけでなく顔つきまでもどんどん変わっていく様を観るとなんだかやる気が沸きます。人間のバイタリティは計り知れないな、と感心させられる映画ですね。

やる気があれば何でも出来る!人生行動あるのみです。

 

4、あゝ、荒野

50年以上も前の寺山修司の同名小説が原作の映画で、なんと前篇と後編合わせて305分もの大作です。管田将暉とヤン・イクチュンのW主演、陽気で天才肌のボクサー、シンジを菅田将暉、寡黙で真面目なボクサーをヤン・イクチュンが演じ、癖の強いトレーナー役をユースケ・サンタマリアが演じています。この映画ではボクシングの試合そのものよりも試合に向けての減量や試合後、生活の為の仕事等、ボクサー達の日常が非常にリアルに描かれています。二人の対照的なボクサーは同じジムで切磋琢磨して互いに勝ち進んで行きますが、やがて二人の間には大きな溝が出来、最終的にはプロのリングで対決することになります、。涙なしでは語ることの出来ない圧巻のラストシーンは是非とも実際にご覧になってみて下さい。

 

 

 

夏休みバージョンの金曜ロードショーで名作を見るのも良いですが、

気になった作品があったら是非試してください。

洋画に比べるとまだまだ名作が少ない日本のボクシング映画ですが、やはり字幕でも吹き替えでもなく役者さん達のセリフを母国語で聞き取ることが出来るのは邦画の良い所ですよね。

 

実際には、日本の作品だと漫画の方が名作が多い気がします。

ボクシング漫画についての紹介はまたの機会に書くかもしれません。

それでは皆さん、熱いボクシング映画を観て暑い夏を一緒に乗り切りましょう。

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