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眼と運動の話②

2021.05.29

前回は運動を行う上で“眼”の使い方が大きな役割を持っていることをお伝えしました。

 

今回も引き続き、格闘技を中心にした「運動における眼の使い方」について考えていきたいと思います!

※ゴーパンダジムはボクシングジムなので、運動の中でも主に格闘技を中心に見ていきます。

ボックス, ボクシングの試合, カンガルー, ボクシング​​グローブ, スポーツ

動く相手の捉え方👀

当然ですが実際の試合中に対戦相手は動いています。

そんな素早く動く相手に対しては、どのように視機能を使えばよいでしょうか?

 

普段の練習で止まったミットやサンドバックばかり狙っていると、

動いている対象物に対して狙いを定めるのが難しくなってしまいます。

 

それは、“動く対象物を見る機能”と“止まった対象物を見る機能”は全く違うからです。

なので、普段の練習から動くミットや常に距離感を変えて行くことが必要になります。

 

では、動く相手を捉える時には、どこを視野に収めればよいでしょうか??

結論は「背景も一緒に見る」ことが大切なのだそうです。

 

例えば……

A:真っ白い紙に書かれた〇丸を動かす

B:縦横の罫線が引かれた紙に書かれた〇丸を動かす

 

この場合には、Bの方が圧倒的に動いていることが分かりやすいですよね💡

 

同じように、ミットの1点だけを見つめるよりも、背景も含めてミットを見た方が動きを捕捉しやすくなるのです🥊

ストームトルーパー, スター ・ ウォーズ, レゴ, 嵐, 警察官, 間違った

👀中心視と周辺視👁

呼び方だけは聞いたことがある方もいるのではないでしょうか?

 

👁中心視=一点を見つめ、じっくりと細かいものを見る時に使う

👀周辺視=全体的にぼやっと見て、動きや位置を識別するのに使う

 

格闘技や多くのスポーツでは言わずもがな、周辺視が重要になってきますね。

 

相手の目線をコントロールしよう⚡

人差し指を遠くから目の前に近づけると、左右の目はだんだん内側に寄ります。

逆に近くから遠くに離していくと、左右の目はだんだん外側に離れます。

 

この反射を利用することで、相手の目線を操ることもできます。

例えば、遠い距離から一気に距離を縮めることで相手の目を真ん中に寄せます。

すると、相手は外側が見えにくくなりますので、そこで外からのフックなどが当たりやすくなるのです。

逆に、接近戦から一気に離れる時には視野が外に向かうので、ストレート系のパンチが当たりやすくなるそうです。

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視点を切り替えて膠着状態を打破!

スポーツをしているとリングやコートを俯瞰して見ることが大切だと言われることがあります。

 

いつも小さな会場や、やり慣れている会場ばかりで試合をしている場合、

突然、大きな会場で試合をしたり、普段と違う環境でスポーツをしようとすると、

会場に飲まれてしまい、実力を出せなかったという経験はないでしょうか?

 

背景がいつもと変わってしまって、脳が混乱してしまっているんですね。

白い紙に書いた罫線がずれてしまっているようなイメージです。

 

これを防ぐためにも、試合の前に会場を見ておくことは、

試合会場の背景の情報がインプットされ、いつも通りのパフォーマンスを発揮するために重要な役割を担います。

 

実際にプロの選手でも試合の前に、いくつかの観客席に座ってみた視点をインプットしておき、

膠着状態になった場合には視点を切り替えてみるということを行っている選手もいるそうです。

ハクトウワシ, Haliaeetus Leucocephalus

バードアイやイーグルアイとは?🐔

“視点を切り替える“というキーワードに関連して「バードアイ」についても考えてみます。

サッカーやバスケのようなフィールドスポーツで時々聞く言葉ですね。

 

まるで鳥になったかのような視点のことです🐤

つまり、フィールドの上空から見たように、

フィールドで何が起きているか分かる感覚だそうです。

 

そんなスーパーマンみたいなことが本当に可能なのでしょうか??🐦

 

この能力の真偽は確かになっていないようですが、

元サッカー日本代表の中田選手や海外のトップレベルの選手は実際に、

振り返らなくても誰がどこにいるか分かったと言われていたようです⚽

中田英寿氏がプライベートで明かした「日本代表で一緒にやって楽しかった2選手」…内田篤人氏「かっこいい!」 | ゲキサカ

ネット上にも様々な説がありますが、一番信憑性があるのは……

“事前に首を振って周囲の状況を確認し、その映像を記憶して、次にどうなっているかを予測する。

そのため、自分がプレーする瞬間には振り返らなくても後ろのどこに誰がいるのかが分かる、ということです。

バードアイの正体は、この『予測』なのです。”

 

この説明がしっくりくるような気がします。

※諸説あるのでもっと漫画の特殊能力みたいなワクワクする説があったら教えてください!

 

さて、今回も格闘技を中心にスポーツにおける“視点”について考えてみました。

・運動は眼から始まる

・視点の置き方

・動く相手を捉える目線の使い方

・相手をコントロールする眼の使い方

・自分をコントロールする眼の使い方

・バードアイについて

 

筋肉を鍛えるだけでなく、身体の隅々まで鍛えて強くなれるように頑張りましょう!

ゴーパンダジムではもっとたくさんの情報を現役のボクサーから教えてもらえます🥊

ぜひ、身につけた知識はジムで実践してみましょう!!!

 

🐼ゴーパンダジムの営業時間は、平日 13:00~22:00/土日祝日 13:00~18:00🐼

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