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眼と運動の話
ボクシングを始めとしたスポーツでは目の機能は非常に重要ですね。
動くものを捕える“動体視力”、遠近の距離感を掴む“深視力”など、
いくつかの種類の視力を組み合わせて人間は運動しています。
今回は視機能と運動の関係性について考えていきたいと思います!
(ゴーパンダジムはボクシングジムなので、運動の中でも主に格闘技を中心に見ていきます)
身体はどこから動くのか?💪👀👂
格闘技において身体はどこから動くでしょうか?
パンチを繰り出すとき、相手の攻撃をかわすとき、いろいろな部位が動きますが、最初に動くのはどこなのか?
まずは相手の動きを見ますね👀
つまり、目(視覚)が最初に動くわけです。
人間は80%の情報をほぼ視覚に頼っていると言われており、
目から取り入れた情報を脳で認知して初めて、的確なパンチや回避行動がとれるのです。
完全に目をつぶってしまうと、相手の動きが分からないし、自分が行う運動を脳内で想起することができないのです!!
視覚障碍者の方々が行う“サウンドテーブルテニス”や“ブラインドサッカー”などは見ていても本当にすごい感覚だと思いますね。
相手の動きがどうか?以前に、自分の身体がどう使われているか?をイメージしづらいため、
大変な努力をされているのではないかと思います。
↑↑本当にすごいです!
強い人の目とは?
歌舞伎役者で俳優の香川照之さんの演技が大好きなんですが、
今回は歌舞伎役者の方々が持っている“目力”の強さの話ではありません👁👁!
スポーツで活躍している人の眼の“使い方”についての話です。
1.視野・視線の使い方👀
一流選手は眼の使い方が非常に巧みです。
パンチを撃ち込む場所を集中して見るだけでなく、色々な視野・目線の使い方を行います。
例:目線を下げて相手の注意を下に引きつけおいて、突然ハイキック!
相手との距離感を目でしっかり測り、相手の動きを捉えておいて、カウンター!など
2.最適な視点の置き方👀
野球のピッチャーがボールを投げる時を考えます。
A:キャッチャーのミットをめがけて投げる場合🥎
B:キャッチャーよりも後方にあるバックネットめがけて投げる場合🥎
どちらが球威のあるボールが投げられるでしょうか?
答えはBの場合です!
同じように、サッカーのシュートはゴールネットのさらに奥を狙って、
遠くへ撃ち抜くようにすることで威力のあるシュートになります。
目標よりも少し先に視点を置くことで、「そこまで飛ばそう!」「そこまでいこう!」
という意識になるわけですね。
格闘技でパンチを繰り出す時にも同じことが言えます👊👊
相手の身体の少し先に視点を置くことで、しっかりと撃ち抜ける強力なパンチになります。
頭では分かっても、格闘技で難しいのは相手が激しく動くことです。
サッカーゴールやキャッチャーミットであれば止まっているため、
狙いが定めやすいのですが、格闘技はついつい頭部を狙うなら頭部を見てしまいますし、
ボディを狙うならボディに目がいってしまいます……。
ほんの少し(数cmだけでも!)動く相手の先に視点を置くことができるかどうかが、大きな差となります!!
もう一つ、ボールを投げる・蹴ることとパンチを繰り出すことには大きな違いがあります。
目の前に置いたコップをとるために手を伸ばしてみてください。
コップに近づいた手はそっと、そのコップをつかみましたよね。
人間が目標物に手を伸ばす際のスピードは
「ゆっくり🐨→速く🐰→ゆっくり🐨」
となります。
パンチを出す動きも同じようになりますので、
どうしても相手の身体に視点を置いてしまうと、
「ゆっくり」のタイミングでパンチが当たることになってしまうのです!
一番パンチが速いところで当てるためにも、視点を少し先に置くことを心がけましょう!!
👀少し先に視点を置くコツ👀
コツと言うのか分かりませんが、書籍で解説されているもをご紹介します。
パンチを繰り出す=相手を少し下がらせる
という狙いがあるはずです。
ならば、パンチを繰り出した次の瞬間に相手がいる場所を想像して動く
これを意識していくと、身体は素直にそのイメージに合わせて動いてくれるそうです。
ボクシングに限らず、あらゆる格闘技・武道に応用できる考え方だと言えますね!
さて、今回は格闘技における“視点”について考えてみました。
面白い情報が盛りだくさんで、全然収まらなかったです。笑
次回も引き続き「運動と目の関係性②」ということで考えていきます!!
視点のコツを理解したら、さっそくゴーパンダジムのミット打ちで実践してみましょう!!!
🐼ゴーパンダジムの営業時間は、平日 13:00~22:00/土日祝日 13:00~18:00🐼
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